ひやっしーは地球を冷やすことができるのか 世界はもっと進んでいる

「ゴミだと思った二酸化炭素が、実は可能性の塊!“趣味で地球を救う”現役東大生が考えた地球温暖化の解決策がすごい」
FNNプライムオンラインにこのような記事が掲載された。

現在東大生でもある(現在は、東大を退学)村木風海氏が代表理事を務める炭素回収技術研究機構「CRRA(シーラ)」が空気中のCO2を回収してガソリンを作る研究を行っているという話題である。CRRAはすでに空気中からCO2を回収する装置、ひやっしーを開発販売しているが、次のステップとして、このひやっしーで回収されたCO2を使ってガソリンを作る研究を行っているという。

これが成功すれば、空気中のCO2を減らして地球温暖化の解決策となる。画期的なアイデアだということで、最近、この話題をあちこちで見かけるようになった。しかしながら、CO2を空気中から回収して、ガソリンやその他の燃料として使おうという話は随分前からあり、世界中で開発が進められているし、実際にCO2を原料として作られた燃料が製造されている。

実は、今から40年ほど前、CO2による地球温暖化が問題になり始めたころからCO2を回収して燃料にしようという話は色々出ていた。ひやっしーのように、空気中からCO2を回収することまでは経済性を抜きにすれば技術的にはそれほど難しくない。

難しいのは、回収したCO2から燃料を作ることだ。そもそも、我々人類が化石燃料を使うのは、もちろんエネルギーを得たいからだが、その副産物としてCO2が出てくる。そのCO2を回収して燃料にするときには、今度は逆に発生したのと同じ量のエネルギーを消費してしまうというのがエネルギーの法則である。実際にはエネルギーのロスがあるから、発生したエネルギー以上のエネルギーが必要となる。

つまり、CO2から燃料を作ることは可能だが、そのために必要なエネルギーは、製造されたガソリンの持つエネルギーよりも必ず大きくなってしまう。だから、CO2からガソリンを作ろうとすれば、エネルギー的には必ず赤字となる。

その消費するエネルギーを火力発電から得るなら、かえってCO2が増えてしまうので本末転倒。ということで非化石燃料、例えば水力とか、太陽光とか、風力などの再生可能エネルギーから持ってくる必要がある。

世界中の科学者や技術者が様々な方法で、この課題に挑戦しており、海外ではすでに製品が製造されて出荷される段階にまで達している。つまり、CO2からガソリンを作るというアイデア自体は珍しくもなく、今は実証段階に入っている。

CRRAは回収したCO2をスピルリナという植物を使って光合成やアルコール発酵工程プロセスを経てエタノール等に変えてガソリンにするという。スピルリナを育てるのは簡単だが、それをどうやって、より少ないエネルギーでガソリンに変えるのかという話はぜんぜん聞こえてこない。

多分、FNNオンラインの記事を書いた記者は、そういういきさつを知らずに、「地球温暖化の原因となるCO2からガソリンを作ることができるなんて初めて聞いた。これは素晴らしい、これで地球温暖化問題は解決!」と素直に考えたのかもしれない。

しかし既に述べたように、CO2からガソリンなどを作るアイデア自体は昔からあるし、日本を含め、世界中の大学や企業で開発が進められているテーマである。一部ではもう実証段階まで進んでいる。
EVの代わりにポルシェが薦めるe-fuel 実はとんでもないところで作られていた 参照)
下の図はCO2から自動車燃料を作る海外の開発プロジェクトを示している。

日本においても経済産業省が進めているグリーンイノベーションの一環として、ENEOSや出光興産、大阪ガス、古河電工などが参加して開発が大々的に進められている事業である。

グリーンイノベーションのうち合成燃料開発

その中でCRRAが特に優れた成果を出しているとも思えない。空気中のCO2の回収という簡単なところはできているが、もっと難しいガソリン合成のところはアイデア段階にすぎない。

申し訳ないが、もっと成果を出している研究者は日本にもたくさんいる。マスコミはそういう地道な研究を進めて実際に成果を出している事例を紹介しないで、なぜこのような、それほど成果が上がっているとは思えない人だけを取り上げて騒ぐのか。タレント化して(実際、芸能事務所に所属しているようだが)一時的に騒がれても、あとで忘れられてしまうのでは本人のためにもよくないだろうと思う。

(2023年7月2日 一部加筆)

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ひやっしーは地球を冷やすことができるのか 世界はもっと進んでいる」への31件のフィードバック

  1. Meteor

    まさに、少し考えればわかる回り道の話ですが、検索してもこの記事しか問題点を具体的に指摘しているものはなかっったです。検索エンジンがアンチ・脱炭素の記事を検閲してるのかも?

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      Meteorさん記事を読んでいただいてありがとうございます。
      アンチ・脱炭素の記事を検閲してるなんてことはないと思います。ただ、エネルギーを得るためにガソリンを燃やして、CO2が出てくるわけですから、そのCO2からガソリンを作るなら、得られたエネルギーと同じ量のエネルギーを返してやらなければならないことは、おっしゃるとおり少し考えれば分かることです。意外に、そのことに気が付いている人が少ないということではないかと思います。

      返信
  2. テレビ朝日はひやひやのひやっしー

    ひやっしー問題、フジテレビの******の
    問題ありありの記事取り上げた数少ない?ブログ
    そこに便乗させていただくと、アレもっと大きな問題が
    ****************

    アルカリ性のカートリッジで二酸化炭素を回収とあるけど
    水酸化ナトリウムだとしたらスイッチいれる前に
    二酸化炭素と反応してしまうような
    二酸化炭素は水酸化ナトリウムと反応して炭酸ナトリウムに
    だけでなく炭酸水素ナトリウム、いわゆる重曹にも
    他にも二酸化炭素と水で炭酸水とか
    どうやって回収した二酸化炭素の量を測るのでしょうか
    さらに水酸化ナトリウムは劇物で法律や条例の制約が

    フジテレビのネット記事、よ~く読むと不思議なことが書いてあって
    840倍の数字はどこから?
    まさか0.1と84からパーセント同士の割り算とか
    それより回収できなかった二酸化炭素の量、どうやって
    これがわからないと0.1や84パーセントはでないはずなんだけど
    これで二酸化炭素のポイントや仮想通貨って、いいのかなあ
    総務省が300万円もあげちゃうからおかしなことが
    朝日新聞、チェンジメーカーズの昨年10月の記事、ど~して消しちゃったの
    昨年のお正月の記事は残っているのに

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      テレビ朝日はひやひやのひやっしーさん 記事を読んでいただいてありがとうございます。
      (コメント中の個人名や、ちょっと中傷的な表現は削除させていただきました)
      ひやっしーはそれ自体、悪い物ではなく、室内のCO2を回収して室内環境を良くしましょうという製品コンセプトは意味があると思います。アルカリ溶液にCO2が溶け込むことはよく知られたことで珍しいものではありませんが、実際にそれを商品化したということについては評価できることで、今後も頑張っていただきたいと思います。
      ただ、回収したCO2をどうするかがはっきりしません。アルカリ溶液ごと産廃に出しているか、公開された特許を見ると塩酸を使って再びCO2に戻しているようで、これは多分そのまま大気中に戻しているのでしょう。これでは地球を冷やすことはできません。
      だから、CRRAは回収したCO2からガソリンを作ると言っているわけですが、まだそんなことができたわけではないし、全然めどもたっていないように見える。にもかかわらずマスコミが如何にも大発明のように騒ぐのは如何なものかというのが、私の記事のキモです。

      返信
  3. ヤバイぞ、ひやっしー

    テレビ放送 ひやっしー関連
    11月19日(土)フジテレビ
    朝9時55分からの番組で
    SDGs関連で二酸化炭素からエネルギーという
    扱いで取り上げられるらしい
    化学、理科の教育レベルが…

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      ヤバイぞ、ひやっしーさん 情報ありがとうございます。
      ビデオで録画して見ました。相変わらず、すごい、すごいの一点張り。
      おっしゃるとおり、化学、理科の教育レベルが心配です。

      返信
  4. 硫黄

    >太陽光を使うなら太陽光発電でもいいじゃないか
    まぁ、発電状況が安定しないからですよね。
    それ故、他の方法で安定して発電しつつ、CO2の回収自体は不安定でもいいからコツコツ出来たらいいってな感じでは。

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      硫黄さん コメントありがとうございます。
      確かにそうなんです。硫黄さんのおっしゃる通り、太陽光エネルギーのような不安定な再生可能エネルギーを安定化する方法のひとつとして利用できます。これは、ひやっしーだけでなく世界中でCCUとして研究されているわけですが、あくまでもエネルギーの源は太陽光。CO2は単に太陽光エネルギーの媒体にすぎません。ところがFNNオンラインの記事では「ゴミと思ったCO2で」船や自動車が動くかのような内容になっていて、これは読者に誤解を与えるのではないでしょうか。

      返信
  5. 隠れ山梨県民

    1時間ほど前に知ったヤフーニュース(山梨放送)から
    山梨県が二酸化炭素回収装置ひやっしーのCRRAと一緒に
    二酸化炭素から燃料作る装置の開発するらしい
    金額など細かいことまではでてないのですが
    あー、山梨県の職員って大丈夫かなあ

    二酸化炭素から燃料を作る装置も問題でしょうが
    それ以前の問題、ひやっしーってホントに二酸化炭素を回収している?
    アルカリ性のカートリッジ、どこが何を使って作っているのでしょうか
    それよりフジテレビの記事の中にとんでもないインチキが
    二酸化炭素の回収率って何?
    回収した量は測れるかもしれないけど
    回収されなかった二酸化炭素の量はどうやって測るのでしょうか
    重曹は水と反応して二酸化炭素に戻ることもあるような

    山梨県の職員、ちゃんとスーツケースの中チェックしたのかなあ
    カートリッジやセンサーがインチキだったら
    二酸化炭素にポイントつけて、さらに仮想通貨って
    どうする山梨県

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      隠れ山梨県民さん 記事を読んでいただいてありがとうございます。
      そうなんですよね。地方自治体って、時々こういうことをやります。税金で。
      テレビかなんかで話題になると、飛びついて一緒に事業をやりましょうなんてことになって、そして、うまく行ったという話は聞いたことがない。いつの間にかうやむやになって、だれも責任を取らない。どーせ自分の金じゃないんだし、どーせ税金なんだからという意識。もし身銭を切ってやるなら、そう簡単に共同事業なんてやらない。うまくいかなかったら、使った税金返せっていう運動をやったら、少しは反省するんじゃないでしょうか。(怒)

      返信
  6. NHKのFM局、放送事故の予感

    ひやっしー関連で
    最新マスコミ情報
    本日、1月15日(日)23時30分から放送予定の
    「眠れない貴女へ」というFMのラジオ番組
    ゲストとして名前が(発明家とか化学者、いいのかなあ)
    番組HPがあり、かかる曲の一覧がすでにでているから
    生放送ではなく収録番組?
    いずれにしても、これ問題になりそうな予感が

    インチキはどこまで行ってもインチキで
    はやく訂正しないとまた犠牲者が
    直木賞作家の〇〇〇〇さん、どうなるのかなあ
    そうだ、山本五十六が戦時中に、水から石油を作るという発明
    町の化学者に騙された話が文藝春秋だったかの本に
    直木賞作家に教えてあげたいなあ
    総務省も、異能ベーションは勘違いでしたとなかったことにしたほうが
    (個人名の部分は編集させていただきました。財部)

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      コメント。ありがとうございます。確かに、ひやっしーの件は持ち上げすぎです。
      ただ、インチキというのではなく、原理的に空気中のCO2を吸収しているのは間違いないと思います。ただし、回収したCO2でガソリンを作るというのは、新しいアイデアでも何でもなく、様々な企業や大学などで研究しているテーマです。その分野で何か画期的な成果を出したならともかく、ただアイデアを出しただけで持ち上げるのはいかがなものかと。ハンサムな東大生というのが、マスコミのネタになりやすいのでしょうが、公的な機関までそれに乗っかってはいけない。

      返信
  7. 大阪万博は大丈夫?

    数日前に話題になっていた二酸化炭素から石油を問題

    今回は「ひやっしー」ではありませんが
    割りと近いのでここに書かせてもらいます

    テレビ大阪でも放送されたらしいのですが
    水と二酸化炭素から石油の話が
    まあ、ここまではときどきある話で
    いつの間にか消えてしまうわけですが
    今回は大阪市まで実証実験に参加するとか

    1月10日に発表された大阪市の記事を参考にすると
    水と二酸化炭素を触媒(酸化チタン?)でラジカル水を作り
    ここに種油というものを入れると石油ができて
    最初に使った種油は、回収して何度もリサイクルできるとか
    なんだか怪しい話だけでなく、今回は大阪市も参加って

    今中忠行名誉教授、以前にもこの件でネットで話題になっていた人みたいですが
    大阪市発表の記事を見てもなんだか胡散臭さが
    二酸化炭素が一酸化炭素と水素になるのは
    昔の木炭バスとか前例もあるわけですが
    そこに種油とかいうものを入れると、どーして石油が
    できた石油の中からどうやって種油だけを回収?
    万博まで2年あるのでゆっくり考えましょう

    村木風海さんのほうの二酸化炭素から石油
    藻を使ってバイオエタノールを作り
    その後に何で廃油も混ぜるのでしょうか
    バイオエタノールだけで自動車の燃料になると思うのですが
    藻を増殖させる部分には二酸化炭素が関係しますが
    廃油のほうは二酸化炭素、関係ないような
    それより、二酸化炭素をどうやって回収する?
    さらにこれで仮想通貨とかねえ

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      大阪万博は大丈夫?さん。コメントありがとうございます。
      人工石油のような話はちょくちょく出ますが、いつの間にか消えてしまいます。ただ、今回は大阪市が支援しているというのには驚きました。あと1年もすれば話題にも上らなくなると思いますが、こんな話に市民税が使われているようだとちょっと問題。

      返信
  8. 匿名

    大変なことが起きてます
    村木風海 日本経済新聞 NTTアノードエナジー
    でググると、村木さんとNTTアノードエナジーの社長の対談が
    ひやっしー、ニセモノだったら社長どうするんだろう
    この会社、NTTだけでなく東京ガスと大阪ガスが株主の会社
    中学レベルの理科、みんな知らないのかなあ
    二酸化炭素100キロ中和するには
    アルカリ性の物質も100キロほど必要で
    これを水溶液にしたら水の重さも

    当時の高校生に300万円もプレゼントしちゃうから
    次々と変なことが
    あ、悪いのはひやっしーじゃないよ
    ウソばかりついているひやっしーパパに
    これから世間の手のひら返しが

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      情報提供ありがとうございます。記事を読みましたが、別に間違ったことを言っているわけではありませんが、特に新しいこともない。CO2を回収して燃料にする話は、今話題の合成燃料のことで、欧州や日本の企業が大々的にやってる話です。CRRAが特に画期的な成果をだしたわけでもないのに話題になったので、NTTアノードエナジー社がPRに使ったということでしょう。気が付かれたかもしれませんが、この記事で二人の会話はほとんどかみ合っていません。二人の個々の写真は背景が違うし、二人並んでいる写真は明らかに合成です。対話しているように編集されていますが、日経新聞が別々にインタビューしてつなぎ合わせたのでしょう。

      返信
  9. 日本テレビの平日早朝番組、少しは科学的知識があったら

    半年ほど前の情報ですが、内容がトンデモないので
    参考にでもなるかと思い、送りました

    今も動画が残っている日本テレビの平日の早朝番組
    2022年9月16日に放送された「ひやっしー」を取り上げた番組
    4分ちょっとの番組ですが、いくつか問題のある場面が
    放送の順番が逆になりますが、集めた二酸化炭素にポイントをつけて
    このポイントが某ネット通販でも使えると

    ポイントは1マイル1円換算ですが、二酸化炭素をどれだけ集めたら
    1円としてカウントしてもらえるのか、画像の文字が読めなかったので
    ただ、ポイントをつけるからには、二酸化炭素の回収量がわからないと
    この説明が、ポイントの話の前にでてくるのですが
    あれ、完全に犯罪でしょ

    横軸に時間、縦軸にはppmの値がでてきて
    どれだけ二酸化炭素を回収したかを説明しているのですが
    ppmの値から、どうやって二酸化炭素の回収量を?
    さらにこれを金額にして、ネット通販でつかえるとか

    火星に行く話は誰にも迷惑かからないけど
    こっちの話は、下手したらサギ罪で
    さらに最近、講談社から本がでて
    他にも日本経済新聞の変な広告対談と
    日本テレビの番組が、もう少し科学的知識があったら
    動画、見て下さい
    早朝で視聴者がいないとはいえ、あんな番組作ったら
    まあ、あのインチキがいずれバレて

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      情報提供ありがとうございます。
      まあ、サギ罪はちょっと言い過ぎかもしれません。ppmの値に、取り込んだ空気の量をかけてやれば、CO2の量は出てきます。ただ、問題はひやっしーで回収したCO2を現在、どのように処理しているかということの説明がありません。CO2から燃料やプラスチック作る研究をしているということですが、まだその技術が完成したとは言ってません。CO2は溶液に吸収させたあと、酸によってCO2を分離し、溶液を再生させると特許には書いてありますが、では分離したCO2をどうしているのか。また、空気中に捨てているのなら意味がありませんが、他にどうしようもないと思います。

      返信
  10. ひやっしーは何がしたいの?

    年度末に退学届けをだしに行く映像を
    わざわざネットにあげて炎上している
    「ひやっしー」の生みの親の元大学生
    ネットでもいくつも指摘されていますが
    二酸化炭素を回収して何をしたいのでしょうか
    二酸化炭素から燃料作るとはいうものの

    まずは、スーツケースの「ひやっしー」
    アルカリ性のカートリッジの中身が不明ですが
    中和反応を考えると、OH-の量は減ることはあっても
    増えることはないわけで
    一方の二酸化炭素、スイッチ入れたら空気を吸い込むので
    スーツケースの中には、中和反応しない二酸化炭素が
    カートリッジを変えてやればいいのですが
    宅配便の回数が増えれば送料も大きくなり
    また、1度に送れる重さにも限界が

    昨年秋の日本テレビの早朝番組見たらスゴイ数字が
    二酸化炭素にポイントつけて、1ポイント1円換算
    1ポイントは二酸化炭素どれくらいかと画面見たら
    二酸化炭素1グラムに約5ポイント、5円に
    1キロ約5千円で二酸化炭素を仕入れて
    一体いくらの燃料ができるのでしょうか
    自動車だけでなく鉄道、さらに飛行機にもと
    ここで山梨県がでてきて昨年末に記者会見と
    ここまで不思議だったのですが、どうもその理由、原因らしいものが
    ジャパン・エキスポ・タイランド2019年、総務省は何か隠してる?

    返信
  11. ひやっしーのパパ、満期退学なんてパフォーマンスしなければ

    個人レベルで二酸化炭素を回収する装置、ひやっしー
    ひやっしーを作った大学生、突然3月末に退学届けを
    個人的なことなんだから、ひっそりと退学届けだせばいいものを
    動画をネットに上げたものだから、その後に炎上
    ネットでの評判みているうちに気がついたことがあって
    化学の話というよりも個人の話になるので
    掲載するかどうかの判断はそちらでお願いします
    ただ、今回の退学届けの件で、この大学生のまわりの大人がもう少し

    4年で満期退学だそうなので、入学は2019年4月
    この年の1月の最終の週末、タイでジャパン・エキスポ・タイランド
    というイベントがあり、総務省のブースでひやっしーの展示が
    1月の段階ではまだ受験生のはずなのに、タイでひやっしーを
    ネット、4年くらい前の情報は結構残っていて
    推薦入試の場合、12月に書類選考や面接をして
    1月のセンター試験は受けないといけないようですが
    推薦入試の試験はそこまでで

    ひやっしーのパパ、推薦入試の理由はわかりませんが
    火星に世界で最初にだけでは合格できそうもなく
    あわせ技で二酸化炭素を回収するひやっしーを?
    それも、高校生のときに総務省の異能ベーションで300万円を
    すでに実績があって、さらにジャパン・エキスポ・タイランドに
    となると、まあ合格は確実で

    問題は、ひやっしーがホントに二酸化炭素を回収するのか
    中学校の理科、中和のことを知っていたら、すぐに限界がくることくらいは
    総務省のお役人はまさか、そこまで気がつかなかったのか
    高校生から大学生になる頃にこれだけ優遇されてしまって
    総務省はいつ、二酸化炭素の回収は難しいと気がついたのか
    まさか、今も二酸化炭素回収できるとか

    変なオモチャに300万円あげて、タイでも紹介したことを
    正当化するために天才発明家とか持ち上げてきたとしたら
    テレビやラジオ、電波メディアは総務省の管轄で
    考えすぎかも知れませんが、自然発生的に有名になったというより
    誰かが天才と仕掛けたような
    あれホントにスゴイ発明だったらよかったんだけど
    今度は二酸化炭素経済圏とか怪しいことを

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      たくさんのコメントありがとうございます。すみません。いちいち書ききれないので、まとめて返事を書かせてもらいます。
      まず、インチキは言い過ぎだと思います。CO2がアルカリに吸収されるのは周知の事実ですから一応CO2を回収することはできます。ただ、吸収量には限界があるわけですから、回収したCO2をどうにかしなければならないのに、その目途がついていない。おっしゃるとおり何をしたいのか?
      CO2から燃料を作るなんて言ってますが、そんなことは何十年も前から世界中で研究している話で新しいことでも何でもないわけで、今さら何を言っているのか。それをマスコミがよいしょするのが分からない。まあ民放なんてそんなもんです。お笑い芸人を集めて安上がりなトークショーばっかり作っているわけですから、いまさら科学的にまともな報道なんてできるわけがない。ということで、私はほとんど民放の番組は見ていません。話にならないので。

      返信
  12. 匿名

    ひやっしーのパパ、林修センセイが司会の
    初耳学というテレビに出演したそうで
    いいのかなあ
    出演した村木風海さんもそうだけど、MBSはBPO案件でしょ

    二酸化炭素を回収するのにアルカリ性の物質は何?
    もし水酸化ナトリウムだったら潮解性で
    どうしてスイッチが入っているときだけ回収するんだろう

    二酸化炭素から衣類、Tシャツができるって
    昔から、ペットボトルをリサイクルして衣類にという話が
    いまだに一般化していないのは

    だいたい、二酸化炭素にポイントつけて
    1グラム5円なんかで回収してたら、どこかで会社が
    あ、毎月3万円払ったうちのお金から二酸化炭素の買い取り料とか
    とにかく算盤勘定がメチャクチャで
    部外者だけど心配に

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      どうもひやっしーの開発者はすっかり時の人になってしまったようですが、視聴者に飽きられれば、忘れられます。それがテレビというものです。
      二酸化炭素を回収するアルカリは水溶液になっているでしょうから潮解性は問題ないと思います。それより、二酸化炭素から衣料やTシャツができるという話は、できないことではありませんが、ひやっしーの開発者がそれに成功しているとは思えない。二酸化炭素にポイントを付けるという話も、単なる販売キャンペーンで、温室効果対策とは別の方向に話が行っているように思えます。

      返信
  13. 二酸化炭素を食べる話

    二酸化炭素を食べる自販機が

    アサヒ飲料が自販機の空いているスペースに
    二酸化炭素を吸収するものを設置して
    自販機からでる二酸化炭素を回収するとか
    まずは30台ほどの自販機で実証実験、データ収集するそうで

    ネットにいくつかの記事があって
    これらから数値に関する部分を集めてみると
    日本の飲料水などの自販機は200万台以上で
    1台あたりの二酸化炭素排出量は年間、約300キロ
    アサヒ飲料の実証実験では、最大20パーセントの回収
    回収用の車を別にだすのではなく
    飲料水を自販機に届けるついでに回収するそうで

    300キロの20パーセントって、年間60キロか
    これを月に2回回収とあるので、1回に2.5キロ回収
    飲料水数本分の二酸化炭素を回収することに
    自販機に飲料水を届ける車、帰りも二酸化炭素運ぶので
    その分、燃料を消費して二酸化炭素も排出しそうだけど
    ここらへん、どうなのでしょうか

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      コメントありがとうございます。アサヒ飲料の実験について教えていただいてありがとうございます。
      この実験では、回収したCO2をどう処分するのかが疑問ですね。回収したCO2をどうするかについては、まだ開発中の技術ですから、CO2を集めてきても今のところどうしようもない。取り敢えずCO2を回収して集めたものの、結局使えなくて大気中に放出ということになったら意味がないですよね。
      たとえ、CO2の利用技術ができたとしても、空気中のCO2濃度はだいたい400ppmくらいで、世界中どこでも同じですから、どこで回収してもいい。わざわざ自販機で回収して、回収したCO2をトラックで運搬することに意味があるのでしょうか。アサヒ飲料の実証実験はいろいろ疑問だらけです。

      返信
  14. 匿名

    新刊本
    村木風海著
    ぼくは地球を守りたい
    二酸化炭素の研究所、始めました
    岩崎書店

    研究所を始めるのはいいのですが
    PR TIMES社の宣伝広告にでていた
    本の内容の一部によると
    どうも計算があっていないような

    ひやっしーを世界中の部屋に置いて
    二酸化炭素の10%を回収するそうですが
    確か、日本の二酸化炭素排出量は
    世界の3%ほどだから
    え、ひやっしーって
    日本の3倍以上の回収能力が
    1台あたり、どれだけ回収するんだろうか

    アエラの記事によると今年、
    欧州や中東にも輸出だそうで
    海外から二酸化炭素運ぶの、大変そう
    アエラはちゃんと取材したのかなあ

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      匿名さん コメントありがとうございます。
      地球を守りたいというのは本人の希望ですから、特に言うことはありません。ただ、CO2を回収してガソリンにするプロジェクトはもうずいぶん前から世界中で始まっており、既に大規模なプラントも建設されて、製品が出荷されています。ずいぶん遅れた話をされているなあと思います。

      返信
  15. 日足(ひやっしー?)

    上場している会社で、自動車のベアリングなどを
    作っている製造業の会社が最近、
    環境問題関係のユーチューブを始めたみたいで

    大きな視点から楽しく始める
    プレゼンテーション 宇宙目線で考える
    村木風海さんがユーチューブに登場
    内容は書きませんがひとつ疑問が

    日本に気象庁ができたのは明治時代
    江戸時代以前の日本の気温の記録ってあるのでしょうか
    そもそも、気温を測る温度計が存在していたのか
    動画の中で過去千年以上の気温のグラフがでていたのですが
    文字が小さくて出典がわからなかったのですが
    あれ、捏造なんてことは?

    ひやっしーのことも少し触れていますが
    今年の10月に、ひやっしーの内部が公開
    詳しくはCRRAの公式サイトのほうに
    中学生の夏休みの自由研究レベルで
    地球温暖化対策とか大丈夫かなあ
    それすらチェックしないで講演させる会社って

    返信
    1. takarabe 投稿作成者

      日足(ひやっしー?)さん コメントありがとうございます。
      確かに日本で気温が観測され始めたのは明治になってからで、それ以前の気温の記録は当然ありませんが、例えば木の年輪や酸素同位体の割合などいろいろな方法で推定されているようです。正確かどうかは別として一応、データとしてはいろいろあるようです。
      CRRAの村木さんについては、芸能事務所に所属してタレント活動をされているようです。企業が地球に優しいことをやっている感をアピールしたいときに、事務所を通して出演を依頼する。そんなルートができているのではないでしょうか。

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  16. 日足(ひやっしー?)

    以下、内部告発みたいなことを書きますので
    都合の悪いところは編集してください

    テレビ朝日の長寿番組、たぶん昭和、平成、令和と
    元号3代にわたって続いている
    平日お昼過ぎのトーク番組
    徹子の部屋に
    ひやっしーがでるらしい

    テレビ朝日、番組終わらせるつもりなのでしょうか
    そのまま放送したら、放送事故?
    番組変更しても、なぜ変更したのか
    テレビ朝日、偉い方が登場して
    謝罪しないといけない事態に
    小学生に間違ったことを
    テレビが教える時代に残念

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    1. takarabe 投稿作成者

      日足(ひやっしー?)さん情報提供ありがとうございます。
      いやーついに徹子の部屋に出ることになりましたか。すばらしい。これで化学者ではなくタレントということになったようです。実際この方は大手芸能事務所に所属しているようですから、その事務所からテレビ朝日に働きかけがあったのでしょう。これで彼のもとには、いろいろな講演会やら、対談やら、執筆依頼やらが舞い込み、芸能事務所もほくほくということになるでしょう。
      ただ、CRRAのやっていることが、実は地球温暖化防止には程遠いということが誤解されなければいいと思います。企業が彼を登用することによって、SDGsをやってますよ的な、いわゆるグリーンウォッシュに利用されないか心配です。

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