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エネルギー需要をすべて太陽光で賄うには国土の何%を発電パネルで覆わなければならないか

この図は自国のエネルギー消費をすべて太陽光発電で賄うとした場合、国土の何%を太陽光発電パネルで覆わなければならないかを示したものです。国土の5%以上が必要な国(赤色で表示)は、西欧、北欧、韓国そして日本。その中でも特に日本は世界で最も太陽光パネル面積に覆われる比率が高い国です。これは国土面積が狭いわりにエネルギー消費が多いというでしょう。

しかし、これを不利と捉えるか。いやいやチャンスに変えるか。
この地図で黒に塗られたところ(面積の0.1%以下ですべてのエネルギー需要をまかなえる国)で太陽光発電を行い、その電力を使って水素を作り、これを液化水素、アンモニア、有機ハイドライドに変えて日本に運ぶ。そうすれば日本国内に発電パネルを設置しなくてもいい。
が、それだけじゃない!今後、このようなビジネスモデルが世界中に拡散したら、そのための様々な技術が日本の強みになります。

最近見なくなった空飛ぶレジ袋

今日は朝から雨が降っています。こんなとき、以前はよくレジ袋が側溝にひっかかっているのを見かけることがありました。あるいはレジ袋がプカプカと川を流れている。逆に晴れて空気が乾燥した日には、レジ袋が風に煽られて空中を舞っている。でも最近はそんな光景を目にしなくなりました。
レジ袋が有料化されて1年ちょっとが経ちました。有料化されるときには、さまざまな反対意見がありましたが、レジ袋が道路や川に捨てられたりすることがなくなっただけでも良いことではないでしょうか。
レジ袋の量なんてたかが知れている。削減したとしても日本の原油輸入量はほとんど減らないという批判もありました。日本の貿易収支の改善などということより、私たちの環境を私たち自身が汚さないという意味で、レジ袋有料化は思ったより効果を上げているのではないでしょうか。

デルタ株は死亡率が低い?

新型コロナの感染者数と死亡者数をグラフにしてみました。

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今まで第1波から第4波まで感染者数(青線)のピークがあり、現在は第5波が進行中ですが、感染者数はこれまでとは並外れて急激に増えていることが分かります。これは感染力が非常に強いデルタ株が原因だと言われています。

しかしながら一方で、死亡者数のグラフ(赤線)を見ると第5波ではそれほど増えていないことが分かります。感染者が死亡に至る比率はこれまでとは比べてかなり低いのです。私は感染症の専門家ではもちろんないので、死亡率がこれほど低下したはっきりした原因は知りませんが、ワクチンの効果と治療技術が向上したことがもちろん挙げられると思います。しかし、デルタ株は感染力は強いが毒性は低いとも言われているようで、このグラフはこれを表しているのかもしれません。

1918年に大流行したスペイン風邪も数年後には弱毒化したと言われていますが、新型コロナも同じ道をたどるのでしょうか、もちろん油断は厳禁ですが。

カブールは平静 ペシャワール会のHPより

ペシャワール会はPMS(平和医療団・日本)を支援するNGOです。PMSはアフガニスタンで医療活動や農業事業、灌漑事業を行っています。現地で殺害された中村哲医師が総院長でした。

ペシャワール会のHPから(8月25日付)
「カブール現地は、空港の混乱以外は平穏。タリバンの攻勢によって一時PMS職員も自宅で待機。しかし、無血開城によって大きな混乱もなく、治安も回復。バザールなども日常化してきた。PMSの診療所も再開。農作物や樹木への水やりも住民の手で継続。多くの民衆の求めるものは家族一緒に三度の食事がとれること。いまアフガニスタンが必要なことは戦闘ではなく、命をつなぐ行動であること。」

以下は私の感想
ガニ大統領が無血開城したことに対してアメリカは戦わずに逃げたと非難していますが、都市部が戦闘に巻き込まれずに済んだことこそ評価すべき。勝海舟と西郷隆盛の江戸無血開城を思い出します。これで江戸が火の海にならずにすんだ。人口の密集した市内で爆撃を繰り返し、市民を巻き添えにして何とも思わないアメリカはガニ大統領以下。テロリストを増殖しているだけということに気づかないようです。アフガニスタンに平和が訪れ、アフガニスタン人自身による国造りが行われるように、PMSが安全に活動できるように祈ります。

石油産業誌8月号に記事「ブラジルではトウモロコシエタノールが増産中」が掲載されました

自動車用燃料としてのバイオエタノールは日本では余り見かけなくなりましたが、世界では地球に優しい燃料として各地で増産されています。最も生産量が多いのはアメリカで次がブラジル。原料はアメリカがトウモロコシ、ブラジルはサトウキビというのが定番でした。しかし、最近はブラジルでもトウモロコシが使われているという話題を提供しました。

読むだけですらすらわかる高校化学基礎シリーズを開始

読むだけですらすらわかる高校化学基礎シリーズを開始しました。
最近、化学は苦手だ、面白くない、こんなもん勉強して何になるの など、そんな高校生の声を聞きました。化学は抽象的で、見えない。だから面白くない、嫌いという生徒が多いのではないでしょうか。でも学び方によってはとっても面白いし、役に立つ科目なんです。このシリーズでは高校化学基礎で習う項目をできるだけ分かりやすく、面白く紹介したいと思います。
もう大人になったけど、高校の化学を学びなおしたいという人にも読んでいただいてもいいのではないでしょうか。

石油産業誌に記事「浮体式洋上風力発電による発電コストの試算結果」が掲載されました。

石油産業誌に記事「浮体式洋上風力発電による発電コストの試算結果」が掲載されました。米国のカリフォルニア沖合に浮体式洋上発電設備を設置した場合の発電コストについてNRELが試算した結果を紹介しています。試算結果は1kWhあたり6.6円で、これは、原子力発電に十分対抗できる価格です。